塾講師バイトに学歴フィルターは存在します。
フィルターとは言わずとも、学歴が良い方が採用されやすいのはどの塾でも間違いありません。なので、学歴がいいほど塾講師バイトは採用されやすくなります。
ですが、高学歴でないと採用されないわけでありません。それ以外にも大切な力はたくさんあります。この記事では、塾で大学生の採用面接を担当している経験から、採用する際のポイントをお伝えします!
目次
なぜ学歴フィルターがあるのか?
結論:学歴は授業の質を推測できる判断材料になるからです。
アルバイトを採用する際は学歴と人間力(コミュ力・人格など)の2つの基準があります。学歴は〇〇大学進学という客観的な事実があるため、判断がしやすい要素になります。一方で人間力は主観による部分が大きいため初見では判断が難しくなります。
「学歴が高い=教えるのが上手い」という訳ではありません。しかし、学歴が高ければ大抵の問題は指導できると判断されます。科目や難易度に制限なく指導できることは、採用側からすると大きな評価ポイントになります!!
生徒からしても、先生が指導に自信がないと不安になりますよね・・・なので、勉強ができることは塾講師としては大切です!!
他にも学歴があると評価されるポイントと、それがなければどうアピールできるかを紹介していきます!!
安心して授業を任せられる
結論:一人一人の生徒に合わせて授業を行える人
塾講師バイトは、マニュアル通りに進めれば成功する仕事ではありません。一人ひとりの判断や能力が反映されるため「先生の力=授業の質」になります。塾によっては「授業の質=塾の評判・進学実績」にも影響するため、責任は大きなります。
そのため、一人一人の生徒の志望校に合わせて指導内容を変更できる力を持っていることが、大きな信頼を生みます。それこそ、難関校への合格を目指すような塾なら、実際にそこへ進学している学生から指導されることに価値が生まれますよね。
先生に求められている力とは
それは、
- 成績が上がる授業ができること。
- 生徒と信頼関係を築き、モチベーション管理ができること。
この2つができる先生はどの塾でも即戦力になります!
1つ目の成績が上がる授業とは、生徒に正しい努力の仕方を示せることです。自身の経験から「これぐらい勉強時間を確保した方がいい」「この時期にはこれを指導しておく方がいい」と判断ができることです。自身の成功体験をもとに指導する分、先生の学歴が現れてくる部分になります!
2つ目は、先生が持つコミュニケーション能力や「この生徒の成績を絶対にあげたい!」という想いが関わってくるものです。そのため、学歴よりもその人の人格やこれまでの経験が活きてくる部分になります!
以上2つができている授業ほど結果を残しやすく、信頼される授業になります!
採用する上で、学歴よりも大切にしたいこと
塾講師バイトに学歴フィルターは存在します。
ですが、先生として働く上でその人の人間性やコミュニケーション能力といった部分も大切な要素になってきます。
笑顔があるかどうか
答えは一つではありません。塾の方針や生徒の状態によっても異なりますね。それでも、私にとっては「先生が楽しそうに授業をしていること」です。
想像してみてください。
あなたを指導する先生が、
- 「常に暇そうにしている」
- 「時間ばかり気にしている」
- 「やる気を感じられない」
このような授業をしていて、また受けようと思いますか?私は絶対に寝ちゃいます、、笑
まずは、誰よりも先生が楽しそうに授業をしていること。そのためにも「普段から笑顔を大切にしている人かどうか」は気にしています。
あ、常に笑顔でいてね!ってことではないですよ。ただ、笑顔を能動的につくれる人なのか、場を和ますための配慮が自然と行える人なのかは見ています。
・自然な笑みが多いかどうか
・小さな会話でも楽しそうに話しているか
・相槌も含め、場を和ませられるか
責任を持てる人かどうか
教育は「人を通じて結果を出す仕事」です。
先生は授業はできても、試験を受けるこはできませんね。結果を出すのはいつも生徒自身です。だからこそ、結果が出なかった時に、すべてを生徒の責任にしてしまう人がいます。
成績が上がらなかったのは、受験に合格できなかったのは、
- 生徒の学力がもともと低いからだ
- 生徒が宿題をやってこなかったからだ
- 授業で教えた問題を試験で間違えているからだ
と言ってしまう人がいます。
あなたが生徒だとしたら、これを聞いてどう思いますか?
私だったら、正直ショックです・・・
間違えてしまったのは生徒であり、結果を出せなかったのも生徒であることは間違いありません。しかし、それは先生が導けなかった結果であることも忘れないでください。
お互いに責任転嫁をするのは良くないです。生徒は生徒なりの、先生は先生としての反省をすることが、次の結果につながります。
それができる人を採用したい。
だからこそ、面接でも自分の失敗談を話すようにしてもらっています。そして、それはなぜ失敗してしまったのか?そこに自分なりの責任を持てているのかを聞きたいなと思っています。
・失敗を他人のせいにしないこと
・自分の失敗談を語れること
相手の声を聞く力があるかどうか
この仕事をしていると「自分の想いを伝えるのが上手な人」にはたくさん出会います。授業をする上で、言葉にできることは貴重な才能です。
ただ、一方で生徒の言葉を聞けないような人もいます。
- 生徒の何がわからないのかわからない。
- 生徒のペースに合わせて授業ができない。
- なんでそれが解けないの?と思ってしまう。
こうなってしまうのは、生徒の声に耳を傾けられないと起こります。教育は言葉を伝える仕事ですが、言葉を引き出す仕事でもあります。特に、勉強が苦手な子供達へ授業をするときは、生徒に質問しながら丁寧に進めることが求められます。
そこで、面接をしているときはこちらのペースに合わせてくれるかを見ています。相手に合わせられる柔軟性を持っているかを測るためです。ここで自分のペースを押し付けてくる場合、生徒相手にも同じように授業をするのではと不安になります。
個人的には、
- 相手があまりにも早口になっていないか?
- こちらの質問を遮って話し始めないか?
- 質問対して、意図通りに答えてくれるか?
この3つを見るようにしています。
面接の時に無理して自己アピールをする必要はないです。その人の良さは面接官が引き出すものだと思っています。なので、あなたはどっしりと構えていれば大丈夫です!!
・面接官のペースに合わせてくれるかどうか
・相手があまりにも早口になっていないか?
・こちらの質問を遮って話し始めないか?
・質問対して、意図通りに答えてくれるか?
まとめ
塾講師バイトには学歴フィルターは存在します。それは学歴が信頼につながるからでした。高学歴であれば、大抵の問題には対処できるだろうと信頼できることは大きいです。客観的事実ほど、確実なものはありません。
しかし、「学歴=教えるのが上手」というわけでもありません。
そのため、採用では①笑顔があること ②責任を持てること ③相手の声を聞けること の3点を中心に人を見るようにしています。
この3点があれば、とても素敵な先生なれると思っています。