塾講師のバイトはきついからやめておけと言われたことはありませんか?
塾講師は授業の準備が必要だったり、他のバイトより責任を感じることがあるため、それを負担に感じる人もいます。一方で生徒の成績を上げることができるのは先生だけなので、自分にしかできない仕事を楽しいと感じる人もいます。
ここで塾講師バイトがきついと言われる理由と、それを感じたときの対処法をお伝えします。
目次
塾講師バイトがきつい理由
やる気のない生徒の授業がストレス
結論:最初のうちは、授業をしていて「楽しい」と感じるかは生徒次第。
Q:塾講師をしていて、楽しいと感じる瞬間ってどこだと思いますか?
A:一番最初は生徒が自分の授業を「わかりやすい」「また授業をしてほしい」と認めてくれることです。
そして、指導する生徒全員が初回から大満足してくれることは少ないです。だからこそ、手のかかる生徒を担当することなるとストレスを感じ、やめたいなと早めに感じてします。
- 生徒のやる気がないと進まない・結果が出ない。
- 高学力の生徒の指導は応用問題を準備したりと指導が難しくなる。
- 生徒との相性が合わないと、先生を変更してほしと言われる。
個別指導では生徒に応じて指導の仕方や内容を変更しなければいけません。そのため、経験を積むまでは臨機応変に対応するのがキツイと思う人も多いでしょう。
さらに、個別指導の塾では先生を変更してほしいなどの声をもらうこともあるため、メンタル的にな部分でも疲労してしまう人もいます。
授業以外の業務が多くて大変
- 授業の予習・準備をしなければならない。
- 指導内容の報告書を書かなければならない。
- 生徒へ友人紹介などの営業をかけるのがツラい。
塾講師の仕事は授業をするだけだと思っている人も多いですよね。
ですが、それ以外にもしなければならない事がたくさんあります。上の欄のような営業を任せられることも・・授業だけをしたいと思っている先生の中にはこれがキツイと感じる人も少なくありません。
授業だけをしたい方は集団塾で指導する方がいいでしょう。
塾講師バイトは生徒によって対応が変わるため、そこがキツイと感じる人もいる。また、授業以外のことも業務に入るため、そのことにストレスを感じることがあるかもしれない。
きつくても乗り越えていく方法
生徒と信頼関係を築くこと
まず、どんなスキルや経験よりも「生徒との信頼関係を築くこと」が何よりも大切です。
これは、生徒の成績を上げるために自分に何ができるのかを考え続け、行動することで自然と現れるようになります。その気持ちを持った上で手段を磨くと効果を発揮しやすくなります。
- コミュニケーションは、まず話を聞き、最後に伝える。
- 先生から無条件の期待をかけること。
話を聞くこと
コミュニケーションは、話を聞くことから始めましょう。なぜだと思いますか?
あなたはアルバイトで、学生でも、生徒から見れば先生です。自分よりも年上で、立場を持った人間です。立場を持った人は自分から歩み寄らなければ、下の人は歩み寄って来ません。
自分は敵ではないことを伝えるためにも、まずは聞くこと注意を払うようにしましょう。いきなり、説教をしたり、先生の自慢話をされてしまうと引いてしまう生徒がいます。
友達との会話と、生徒との会話は違います。生徒が言葉を発しやすいようにしてあげることが、生徒とのコミュニケーションの目的です。
期待をかけること
そして、信頼関係を築けたら、無条件に期待をかけてあげることです。「君ならできる」といってあげることです。学力が優秀だから期待するのではありません。
学校の試験で点数が取れない生徒は、誰からも期待されていないことがあります。学校の先生や、その子の両親は諦め、生徒自身すらも自分に期待を持てない子がいます。
もし、本当にそのような生徒から、塾の先生が期待せずに誰が期待してあげるのでしょうか?生徒はすぐには変わらないかもしれません。ですが、一緒に勉強し続ければ成績が上がるから、頑張ろうよと声をかけ続けることで、その生徒にとって頑張る理由になります。
もしそうなれば、その生徒はあなたのことを一生慕い続けてくれるでしょう。
結果の出し方を身につけること
塾講師バイトで一番キツイことは、結果を出せないことです。それは先生にとっても、生徒にとっても同様です。
「頑張ったのに、上手くいかない」が一番ツラく、心が折れてしまう瞬間です。だからこそ、結果を出す方法を早めに身につけてられるといいですよね!
- 質問を軸に授業を進めること。
- やるべきことをやらせ切ること
質問を軸に授業をすること
生徒が勉強がわからないと思うのは、自分の頭で考えられていないからです。
先生が話した内容を100%で消化できる生徒はほとんどいません。それを問題演習や教科書を読み返すことで100%に近づける努力をしますよね。
しかし、勉強が苦手な生徒は、その自分で確認する作業ができません。だからこそ、先生が生徒の理解度を確認しながら進めていくことが大切です。
「次は何がどうなるの?」と質問を繰り返しなが進むことで、生徒は自ら考え話を聞くようになります。
やるべきことをやらせ切ること
勉強が苦手な生徒が結果を出せない1番の原因は勉強時間の欠如です。
生徒は基本的に言われたものしかや離ません。自分で何を勉強しようかと考えられる生徒は個別指導の塾を選ばずとも自分で頑張る事ができます。
それができないからこそ、塾の先生がいつまでにここまでやって来てねと伝えやらせ切ることが重要です。ですが、生徒から、宿題が多いから減らしてくれてと言われて、減らしてしまう先生がいるのも事実です。
減らしたくなる気持ちはよくわかります。嫌われたくないですよね。ですが、それで困るのは生徒たちです。十分な勉強量を確保できなかった生徒は、中途半端な努力で終えてしまいます。そして、勉強や先生への不信感を募らせるばかりになります。
先生としての役割は、正しい解き方を伝え、十分な勉強量を確保してあげることです。
塾講師バイトはキツイからこそ、結果を出せる方法を身につけないとずっと苦しいままになってしまう。だからこそ、生徒に考えさせることと、勉強量を確保してあげる事が何より重要なことになります。
まとめ
塾講師バイトはキツイと言われます。
確かに直接人と関わり、評価される仕事なので大変なことは多いです。生徒のために準備しなければいけないこともたくさんあります。だからこそ、結果を残せるようになりましょう!
自分で生徒の成績を上げる事ができるようになれば、それが「やりがい」へと変わり、キツさよりも楽しさの方が勝るようになります。
一人でも多くの先生が塾講師バイトでやりがいを感じてもらえたら嬉しいです!!