「何度言っても宿題をやらない生徒を変えるには、何ができるだろう、、、」
こう悩んだことはありませんか?
ほとんどの人は「そんなときは厳しく叱るしかない」と言いますよね。
でも、アルバイトの立場で「なんでやってこないんだ!!」と生徒に怒るのは難しくないですか?
私は「宿題をサボって成績が上がらないなら、それは生徒自身の責任だよね」って突き放しちゃうことがありました。
いまでも、その気持ちが全くないわけではないです。
ただ、それで塾の先生が突き放してしまったら、誰が彼らを変えるのだろうと思ったのです。
きっと家庭でも、学校でも、彼らを変えられる人がいなかったから、塾に通わせようと思ったのではないでしょうか?
もしかすると、あなたが生徒の行動を変える最後の一人なのかもしれません。
そう思うと、どうにかして変えてあげようと思う気になりませんか?
生徒が変わるために、自分にできることを感げていきましょう!
怒る以外に生徒の姿勢を変える方法
目次
生徒との関わり方はどうしたらいい?
先生の役割は生徒に道を示してあげることです。
こうやって進んでいけばうまくいく!と伝えてあげましょう!
どうして生徒に叱ることができないのか?
「厳しいことを伝えて、生徒が反抗的な態度をとったらどうしよう、、、」
「あの先生の授業、最悪だった〜って陰て言われたらどうしよう、、、」
そう思うと、叱らないといけないと分かっていても、伝えられないことありますよね。
その気持ちはすごくわかります。
私も生徒に嫌われたくなくて、宿題の量を調整してしまった経験があります・・・
今では良くないことをしてしまったと後悔していますが、当時の私にはわかりませんでした。
嫌われるのは、やっぱり誰にでも怖いものです。
でも、それだと結果が出ませんでした。
嫌われてでも優先するべきこと
生徒には言うべきことを言わなければ、成績があがることもありません。
宿題を減らせば、生徒とは楽ですけど、心の底から満足してくれることはありません。
そして、子供に勉強をやらせきれない塾に、親が「お金を払ってでも行かせよう!」と思うことはありません。
親が子供に塾に通わせている理由は「変わって欲しいから」ですよね。
「家では全く勉強しないから、塾に行って宿題を出してもらって、少しでも勉強をしてほしい。」
そう思うから塾に通わせているんですよね。
そこに生徒が嫌われたらどうしようと先生が感情で宿題を減らすのはよくないことです。
何度も繰り返しますが、誰も嫌われたくはありません。
「出来ることなら、多くの生徒に好かれていたい!」と思いますよね。
でも、やるべきことをやらせれられない先生は、生徒にとっては「本気で向き合ってくれない先生」です。
そんな先生を心の底から信用できするのは難しいですよね。
生徒も本気で向き合ってくれることを望んでいる
実際には、生徒も宿題はやらなきゃいけないと思っています。
家でも、学校でも、散々言われ続けているので学んでいるでしょう。
それなのに「やらなくていいよ」って言ってくる大人を、生徒はどの思うでしょうか?
「手を抜いても大丈夫な相手だ」と見下した考えをするかもしれませんね。
それでは、生徒の成長に繋がりません。
先生は心の底では変わりたいと思っている子供たちに手を差し伸べてあげましょう。
そのためにやるべきことは伝えなければなりません。
宿題をやらない生徒への対処法とは?
生徒に宿題をやらせるには3つのポイントを意識しています。
・宿題をできなかった原因を本人の口から言わせること
・宿題の取り組み方について、やり方を伝えること
・やりきってもらうように期待をかけること
叱る時もありますが、必ずしなければいけない訳ではありません。
ちゃんと話せば解決できることも多くあります。
子供たちが「先生が怖いから頑張ろう・・」を目指すより、「先生が頑張れって言ってくれたから頑張ろう!!」と思ってもらえるように関わっていきましょう!
できていない原因を一緒に探す
宿題をできなかったときは、必ず生徒にとっても言い分があると思うんです。
私は、最初に生徒の口から宿題をできなかった原因を聞くようにしています。
このように話を聞くと相手の気持ちを推し量れることできます。
なかには、連日の部活動で「確かに・・それは忙しくて大変だったね。」と物理的に厳しい生徒もいます。
人によってできなかった理由は違うため、その子の気持ちも考えながら、情報を集めましょう。
やるべきことを一緒に決める
宿題忘れを「やっておいで!」と一言で片付けるのは簡単です。
ですが、宿題ができない原因を解決しなければ改善は見られません。
もちろん、やるしかないんですけど、生徒にとっては「そのやり方がわからない」ことが多くあります。
勉強が嫌いな生徒は宿題をできなかった理由を「誰かや何かのせい」にしがちです。
宿題は「やらなかった」のではなく、「できなかった」のだと本気で思っています。
だから、こそやり方を示してあげなければいけません。
「部活動が忙しくて宿題をする時間がなかったんだ!」と話している中学生の男子がいます。
その子には「ゲームするの好きじゃん?今週もいっぱいゲームしたんでしょう?」と聞きますね。
勉強が嫌いでも好きなことの一つや二つはあります。
基本的に勉強は嫌いだから後回しにしちゃっているケースが多いので、好きなことは真っ先にやっているんですよね。
なので「ゲームを始める前に単語を10個覚えてからにしよ?」など、好きなものを始める前にやろう!と提案します。
それができなくて「それで、宿題忘れてきちゃうならゲーム没収するしかないよね〜笑」とふざけていうとやってくれる子は多いですね。
とにかく、無理ではないよねと気づかせてあげること。
そして、好きなことをするためには、嫌いなことも頑張らないと好きなことができなくなるかもしれないよ?と言ってあげることだと思います。
そんなふうにいうためには、普段からコミュニケーションをとって、冗談を言い合える関係になることが一番効果的かと思います。
期待をかけてあげること
そして、一緒に決めたアクションを成し遂げてもらうために期待がけを行います。
必ず、笑顔で一方的な信頼を投げかけます。
そして、その言葉は実際の信頼関係が大きければ大きいほど相手に伝わります。
「この人のことは裏切れないな」と思ってもらえるかどうかだと思います。
なので相手としっかりとコミニケーションをとることはとても大切です。
考えてみてください。
「やってこい!」と怒った顔で言っている人は、その人のことを信頼していないですよね。
信頼していないから、怒ることで、無理にでもやらせようとするんですよね。
もちろん、怒りたくなる気持ちもわかります。
怒らないといけないことだってあります。
でも、その気持ちの裏には、生徒への不信感や不安もありますよね。
だから、生徒もその先生に叱られて怖いと思えなければ、きっと宿題をやってきません。
でも笑顔で「やっておいでね!」って言われたら、それは信頼の表れです。
この人は自分がやらないって疑っていないと生徒に思ってもらうことは、人を動かす力になるのではないでしょうか?
私はそのようにして生徒の勉強をやらせるようにしています。
それでも話を聞いてくれない生徒には、、、
最後はもう情に訴えかけることですかね。
私は「もったいないよ」と言うようにしています。
もったいないよ!せっかく力があるのに、せっかくチャンスがあるのに、それを逃さないのはもったいないじゃん。
君には力があるまだまだ変わる余地がある。
成長するチャンスがある。
それなのに、そのチャンスを自分から捨てに行くことないよ。
頑張ろう。
まだまだ変われるよ。
もしさ、変わろうと思ってくれるなら僕は協力したい。
ここにきて人生変わったねと思わせたい。
でも、君が「俺の人生こんなもんだ」って思ってるなら、ほんとにそう思ってるならそれでいればいいじゃん。
でもほんとにそれでいいの?
人生15年までしか生きてないじゃん。
君は、きっとこの先80年は生きるんだよ。
人生100年の中で、諦めるが15歳は早すぎるよ。
と話をすると思います。
まとめ
先生の役割は生徒が勉強をできるようになることですよね。
なので、そのために行ったことが絶対に間違っているっていうことはないと思います。
ただ、せっかく頑張ってもらうなら、恐怖ではなくて、前向きに取り組んでほしいなと思っています。
中学生くらいになって、宿題を全くやらない子は怒られることに慣れきってしまっていることが多いです。
逆に期待をされてきたことも少ないと思います。
そんな子供を頑張らせるためには、理由を聞き、方法を伝え、期待してあげることしかないのかと思っています。
生徒が大人になったときに、この先生に出会えたから人生変わったと思ってもらえるような人になりたいですね。