塾講師をやってると、その場ですぐに解決できない問題に出会うことってありますよね。
そんな場面に当たると、ものすごく焦ってきませんか?「すぐに答えを出さなきゃ、生徒から馬鹿にされてしまう・・・」と不安でいっぱいになることもありますよね。
そんなとき、どんな風に対応しましたか?解答をみることに抵抗を感じていませんか?それこそ、「解答を見たら生徒から信用されなくなってしまうのでは・・」と悩みますよね。
でも大丈夫です!解答を見たからといって生徒から馬鹿にされることはありません。そんなあなたの不安を解決するべく、解けない問題に出会った時の対処法を紹介していきます!
・生徒から信頼されなくなる原因
・問題が解けないときの対処法
目次
生徒から信頼を失う最大の原因
塾講師のバイトを始めて、一番怖いのは生徒から信用されなくなることではないですか?生徒から馬鹿にされたり、話を聞いてくれなくなったらどうしよう・・っと考えちゃいますよね。
私も学生の頃に、同じような悩みを抱えていました。だからこそ、「解答を見てしまって本当にいいのか」と不安に感じるのもわかります。ですが、冒頭にもお伝えした通り、解答を見ても大丈夫です!!生徒が気にしているのは、解答を見たかどうかではありません。
- 「ちゃんとこの先生は頼りになるのか?」
- 「この先生の言うことを聞いてきれば成績が上がるのか」 ということだけです。
まずはこの2点を生徒に感じさせないようにしましょう!
不安が伝染してしまう
生徒から信用されなくなる原因の一つはコレです!先生の不安が生徒の気持ちに伝播してしまうこと。
多くの生徒は “先生とは常に正しいことを教えてくる存在” だと思っています。それこそ、先生が子供たちと同じように悩んだり、困ったりしていることを彼らは知りません。だからこそ、初めて見る先生の不安そうな表情や仕草は、生徒たちを人一倍に不安にさせます。
- この先生は自信なさそうだけど、本当にこの人に指導してもらっていいのかな。
- 普段は自分を叱ってばっかりの大人が不安そうにしてるから、反抗しても余裕そう。
そんな風に思ってしまう生徒もなかにはいます。だからこそ、不安な気持ちを抱えていても、外には見せないように気を配ってみましょう。解答を見る時も堂々とみている方が、わからないことが伝わりにくいのでいいですよ!
・不安な気持ちは自分の中に溜めて、外に見せないようにすること。
・解答を見るときも堂々としていること。
間違ったことを教えられたから
先程と同じですが、生徒にとって “先生とは常に正しいことを教えてくる存在” なんです。そんな人から、間違ったことを指導されるのはどんな気持ちになりますか?
「この先生は信用できない」ですよね。
「間違えたことを教えられた」という経験は生徒から一番信用をなくしてしまいます。それこそ、先生から教わった内容で他の子から間違いを指摘されたときには、先生への反発心を強く感じてしまいます。
だからこそ、解答を見て正しい知識を教えることは間違ったことではありません。むしろ、テキトウに返事をしてしまう方が後々の関係にヒビが入ってしまうかもしれません。わからない問題は無理をせずに、「少し待ってね」と時間をもらうようにしましょう!!
・間違った知識を教えることが一番信頼を失う
・わからない問題は無理をせずに時間をもらって対処すること
指導できない問題に出会ったときの対処法!
生徒への振る舞い方を覚えたら、次は実際に難しい問題に出会ったときの対処法を身につけていきましょう!特に塾講師のはじめたては、授業の予習をしていても解けない問題に出会う頻度は高いですよね。
- 生徒から突発的にされた質問が返答に困るものかもしれない。
- 何度解いても正しい答えにならないことがあるかもしれない。
そんな場合に焦らずにきちんと対応できれば、先生として続けていく自信がつきますよ!
解説を理解してから指導する
まずは、シンプルに解説を読んで解き方を理解してみましょう!
ただ、「解説を読んでも解き方を理解できるかな・・?」と不安に感じることもありますよね。特に苦手だった科目の場合、感じる不安も強くなりますよね。ですが、一度読んでみないと、その問題の難易度がわかりません。
その問題を最優先に指導するべきなのか判断するためにも、一度解説を読んでみましょう!
それこそ、大学生の先生が解説を読んでも理解できない問題を本当に解ける必要がありますか?それよりも先に解けるようになるべき問題がありませんか?
結果を残すためには、基礎的で、最頻出で、配分が大きい問題を、うっかりミスをすることなく解けることが必要ですよ!その基準で本当に解けるようになるべき問題なのか判断してみてください!
・解答はその問題の難易度を把握するためにも読んだ方がいい。
・そして、生徒にとって最優先に解けるようにさせるべきかも判断しよう。
無理して解説せずに、いったん預かる
生徒から信用をなくすのは、間違えたことを教えてしまったときです。なので、解けない問題に出会ったときに、無理して解説をしてまうと逆効果になるかもしれません!
それに生徒にとって先生が解説を考えているのを待つ時間が一番勿体無いですよね。それなら、ほかの問題の解き方を指導してる方が効率的だと思いませんか?
なので、すぐに解説するのが難しいときはひとこと声をかけて時間をもらいましょう!
- 「これは解説するのが難しい問題だから、少し時間を頂戴!」
- 「これを解説していると他に教えたいことができないから、来週にしよう!」
- 「難しすぎる問題選んでごめん。もう少し簡単な問題をやってみよう!」
このように声をかけてみるのはいかがですか?
・無理して解説しても、間違えた内容を教えてしまうと逆効果
・焦らずに、ひとこと声をかけて時間をもらいましょう!
生徒と一緒に考えながら進める
全ての問題を先生が解説をする必要はありません。ヒントを教えれば生徒が解き方に気づくこともありますよね。
生徒が問題を間違えるパターンは3つしかありません
- まったく解き方がわからない。(最初からペンが動かない)
- 途中まではできるが、どこかでやり方が間違っているか、わからなくなっている。
- うっかりミスをしている。
1つ目は先生が解説をあげる方が効率的だと思います。ですが、2つ目・3つ目は一緒に解き方の手順を辿ってあげれば自力で気づける場合が多いです。「次はどうするんだっけ?」「どうして、それを使って解いたの?」と聞いてあげながら進めてあげましょう!
自分で間違いに気づける方が解説をしてもらうよりも生徒の達成感が強まります。
特に点数が良かったり、地頭がいい生徒には質問を中心で進めてみてください!教えることと、聞き出すことを上手く使いこなせると、結果を残せる先生になれますよ!
・全ての問題を解説する必要はない
・次はどうするんだっけ?と質問しながら進めていく。
・教えることと、質問を使いこなせれば、結果を残せる先生になれる
まとめ
解答を見ながら指導しても、生徒から信用を失うことはありません。
むしろ、先生の不安を生徒に伝播させたり、間違えたことを指導すると不信感を持たれてしまいます。生徒を指導するときはこの2つに気を配って指導していきましょう!
難しい問題に出会った時は、「解答を見ること・一旦預かること・生徒と一緒に解くこと」の3つでしたね。最初はその場で解けないことが不安かもしれませんが、それでいいんです。
それでも不安なときは、事前にコミュニケーションをとり、お互いに信頼関係を築いてみましょう!そうすると、些細な不安を感じずに、楽しく授業できますよ!